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8月26日三澤ゼミ
課題①「日本人は民主主義を捨てたがっているのか?」
中国語中国文化学科 3年 三森大嗣
・要約
「日本の政治体制は、これからもずっと民主主義であるに違いない」という信憑が少しずつ崩れてきている。
→①橋本徹大阪市長による思考の支配/感情統治
 ②現在の自民党を支持する民衆
 ③民衆の「熱狂なきファシズム」化

①なぜ橋本氏の言葉には感染力があるのか?
→民衆の心にダイレクトにアクセスできた!=響きやすい、わかりやすい言葉だから!
彼の言葉を進んで唱えているのは私たち民衆である=感情統治されている?
→私たちが新たな言葉を紡ぐしかない

②どういう「新しい日本」を作ろうとしているのか?
→「公共の福祉」と「公益及び公の秩序」の違い
一元的内在制約説=個人の人権を制限できるのは別の個人の人権と衝突する場合のみ
一元的外在制約説=「国や社会の利益や秩序」が個人の人権よりも大切


自民党の改憲案では、「言論の自由」は戦時と同じ程度 
自民党が目指す「新しい日本」とは、自分たちが好き放題できる日本のこと!

日本人は自分たちにとって極めて不利な政策を丸呑みにしている!
自分が知らないことを首相が知らなくて良い=みんなのレベルが低い方が「楽」=首相は凡人でいい=首相が課せられているハードルの低さ
=自由からの逃亡!
→今こそ「民主主義」が本当の意味で試されているとき!

③ファシズム=「カリスマ的指導者に煽動された大衆が熱狂的に進行させるもの」
民主主義において、民衆=主権者であり、国王の代わりに政治を行う主体!
→ところが国民は政治に対して消費者の態度!=「面倒だから誰かが決めてよ、気に入ったら買うから」
民主主義を主体的に守れるかどうかは、主権者一人ひとりが“不断の努力”をしていくしかない!

・コメント
私は「自発的隷従論」を読んでからこの本を読みました。ですから、今の私たちがまさしく自発的に政府の言いなりになっていると感じましたし、楽さを求めて互いに低レベルを維持するという「悪」を、国民が国民同士に向けていると感じました。
正直に申し上げると、恥ずかしながら選挙にはまだ一度も行ったことがなく、その理由が「めんどくさかった」からであります。私自身がもはや民主主義に対して「消費者」の立場を取っていることを認めなければなりません。そしてそのように自覚していながらおそらく次の選挙も行かない自分がいることを容易に想像できてしまいます。これを読んでどれだけの人が意識を変えられるのでしょうか。どれだけの人がこの恐怖を感じたままでいられるのでしょうか。まさしくこの状況こそ、長い時間をかけて私たちに刷り込まれた「消費者」の意識であり、政府の意図したところであると感じます。
 われわれ国民が国の未来を決めるという極めて重大な権利を持っていることに、今一度理解を示すべきであり、またその権利を使うべきであり、守るべきであると感じました。
わたしはその権利をもっと具体的に体験できる機会を作るべきだと考えました。例えば、私たちが国の未来を背負っているという自覚をよりリアルに感じれば良いわけなので、極端に言うと憲法を国民がその場で決めるとか、毎月選挙をするとか、とにかく「頭で覚えられないことは体で覚える」必要があるように思いました。そうして生まれた「不都合を都合よく変えられる」という恐怖を体で感じ、この絶大な権利を私たちは放棄し、あるいは勝手に利用されているということに気がつくべきです。私たちの「消費者ぐせ」はそうまでしないと抜けないのではないでしょうか。
# by m-seminar | 2014-08-25 23:19 | レジュメ(平成26年度入ゼミ生)
8月26日三澤ゼミ課題③「2014年3月台湾ヒマワリ運動」
中国語中国文化学科 3年
三森大嗣
・要約
台湾と中国の間にひそかに結ばれた「サービス貿易協定」に対して、学生が反対運動を起こした。
運動は「非暴力抵抗」を強調するものであり、極めて「平和的」に進んでいった。
→しかし内容を見てみると国会議場を占拠するという「実力行使」であり「違法」な行為でもあった!

平和的に終着した運動の背景には、今までの学生運動とは異なる性質を持っていた。
それは学生の身内だけに留まらず、社会全体を背後に持つものであったということである

なぜその社会を背後に持てたのかというと、ひとつに「台湾人」としてのアイデンティティが確立してきたことがあげられる。
→「台湾人」であることを意識するものたちには、それを自覚しなかったものや中国の浸透に対してどう対応していくのか、課題点は多く、直面している状況は厳しい!

・コメント
「サービス貿易協定」とはそもそも何なのか。
中国が80分野、台湾が64分野の市場を開放しようというもの
賛成:32.8% 反対:44.5%

賛成派
・中国の企業が台湾に来ることを許可すれば、台湾の労働条件や待遇も改善され、台湾サービス業にとって良い刺激になる
→とにかく台湾にとって悪い話ではない!

反対派
・市場開放になれば中国企業や労働者の大量流入に
→台湾の特に中小企業が大打撃!
64分野といっても、そこに含まれる業種は1000種を上回る!
さらに台湾の99.7%が中小企業であるという点(77%という説もある)。
・中国の望む「統一化」に大きく近づいてしまう危険性!

今回このヒマワリ運動をテーマとして取り扱うにあたって、「サービス貿易協定」という視点と、学生運動という視点で見るべき問題だと感じました。
まず「サービス貿易協定」を見てみると、台湾のほとんどの企業に良くも悪くも何かしらの影響が及ぶことが見受けられます。日本に置き換えるなら「TPP問題」というホットな話題と非常に近いのではないでしょうか。
ここで問題なのは両国がお互いを発展させようとするだけの意味合いなのか、それともそれをきっかけに一方の国を「侵食」していこうとする働きかけなのかという点であると考えます。それがどちらか明らかになるころにはすでに両国の関係性はより深く結びついており、どちらにしても「切っても切れない」状態にあるでしょう。台湾の未来を考えての行動であるならば、この協定の結果がすべて国民に跳ね返ってくることを加味した上でのものであるべきであり、その決定権も国民にあるべきだと感じました。

次に学生運動という視点ですが、動画を拝見したとき、最初に聞こえたセリフが「わたしは台湾人です」という力強い声でした。
ヒマワリ運動の鍵を握るのは台湾アイデンティティをもつものと要約部分に書きましたが、まさしく社会に訴えかけているのはそれをもつ学生であり、世界中に助けを呼びかけている様子に驚きました。
 この学生運動が世界レベルに広がっているという点が、今までのものとは違う、社会を背後にもつということとつながっているように感じました。つまり社会全体で危機感を覚えているということに目を向けるべきだと考えます。
 また、メディアを駆使する点において、「現代」の学生運動ということを強烈に感じ、逆に中国の学生はこの動画を見てどう感じるのかを知りたいと思いました。国を超えて、世代を超えて、意見を交わせる現代において、そのメッセージに答えるのがなにも政府とか国とかではなく同じ学生でも意味があると感じました。

参考資料:「台湾 ヒマワリ学生運動」http://himawariundo.wix.com/himawariundo#!what-is-fumao/cv3f
【生中継】台湾の学生が国会を占拠「サービス貿易協定」って何?
http://matome.naver.jp/odai/2139520992511412401
# by m-seminar | 2014-08-25 23:10 | レジュメ(平成26年度入ゼミ生)
8月26日三澤ゼミ課題②『自発的隷従論』
中国語中国文化学科 3年
三森大嗣

主君が複数いても、なにもよいことはない。頭も王も、たったひとりが望ましい。
→その者が善人とは限らないので、ひとりの主君に服従することは不幸の極みである。

ではどうして全員がひとりに服従するのか?=なんらかの公共的なものがあると考えるのは困難!
根に水をあげないように、民衆があえて自らを抑圧している。
→悪政者には立ち向かわずに、何もしない

自由は欲するだけで得られるので、人間は自由を欲しない
私たちは自然の状態において自由である。
自由を失う=命を失う
「牛たちでさえ頸木(くびき)の重みにうめき苦しみ、鳥たちは籠のなかでその身を嘆く」
→自由を取り戻す欲求を失わせてしまうのはなぜか?

圧制者には種類があるが、支配の仕方についてはどれもさほど変わりがない。
隷従の毒を飲み続ければ、それを苦くないと感じてしまうのだ。
自発的隷従の第一の原因は習慣である

ポイント
自由を失うと勇敢さも失う
→隷従するものはあらゆる物事に対して活力を失い、心も卑屈になり、偉業を成すことなど出来ない。


神からも人からも見放された人々は喜んでその悪に耐え、自分と同じようにその悪を耐えている者に対して自らも悪を成す。
→お互いに見張ることで隷従化を加速させる?
圧制者は愛することも愛されることもない
→圧制者はすべての人の上に立つので、もはや友愛の域を超えている
「君のうちに見舞いに行きたいのはやまやまなのだが、そっちに向かう獣の足跡はたくさんあるのに、帰りの足跡はひとつも見つからないんだよ」


・コメント
自発的に隷従してしまうという状況がありうるということ、むしろ服従を迫られた環境において自発的隷従が当たり前になってしまうことが理解できました。
また、圧制者側の苦しみ、感情に目を向けていて、考えたこともなかった視点から理解を深めることができたと考えます。
つまり支配者がなにか行動を起こすことはほんの少しで良くて、実際は側近者や、ひいては民衆自身が支配を助長していくのだというのが筆者の主張だと感じたのですが、その中から救世主が生まれる瞬間はないのでしょうか。自発的隷従という無限ループに陥ってしまった民衆に希望の光はどこにもないのでしょうか。
この文を踏まえてゼミで取り扱った台湾の問題と照らし合わせてみると、彼らは実に勇敢に支配者と闘っていたと感じました。そして自らの意識を高めることでしか、この負の連鎖から逃れられないことを、台湾自身で見出したことに台湾の力強さを感じました。
そして、この自らの意識を高めることこそ、自発的隷従論から抜け出す唯一の方法であることを作者も台湾も示したかったのだと感じました。
# by m-seminar | 2014-08-25 23:03 | レジュメ(平成26年度入ゼミ生)
8月26日 三澤ゼミ 課題①『台湾人的抵抗与認同』
中国語中国文化学科 3年 三森大嗣
・要約
台湾の主張 p333~
・中国の一部になること(中国の力を借りる意味で)
・中国に忠誠を誓うこと

*ただし統治する主体は台湾人
→政治面では台湾としての自我、文化面では文明社会をつくる
日本が去り中国がやってくる!=統治は終わり!のはずが…
中国と台湾の衝突!

なぜなのか?
中国の主張 p345~
・台湾人は基本的にレベルが低い
→仕事に就いても低い役職ばかり!

参政権も結社権も、中国はとにかく国民党がすべての権力を統括することにした!
なぜなら政治をやる人が十分に育ってないから、国語が出来ないからなど
○日本が消えても中国が代わりになっただけ!

・台湾人は日本に<奴隷化>されていた p356~
<皇民化>ではなく<中国化>を進めようとした
→日本風の文化に慣れた台湾人は、祖国に対する思いなんて薄れているはず!
そこで<新生活運動>を推奨 p364~
○台湾は確かに<皇民化>されたけど、<奴隷化>はされていない!
→支配されたけど、元を忘れてはいない!

結論 p373~
・台湾の文化レベルは国際水準に近い
→インフラの整備、教育面、衛生面など
台湾は<中国化>を嫌がっているわけではなく、今あるレベルを保ちつつ、外国の良いところを取り入れていきたい!

結局のところ、中国が<再殖民>しているだけで、すべてを民主化していくには自分たちの意識を高めるしかない!

・コメント
支配者側の立場と被支配者側の両側面からこの問題を考えてみたときに、率直な感想は大人(台湾)と子供(中国)の喧嘩をみているような感覚でした。
 もちろん、国の未来がかかっている問題なのでお互いに譲れないものがあることは言うまでもないことですが、中国の主張はまるで駄々をこねているように聞こえました。同じことを何度も繰り返し述べているだけで、その度に衝突をし合う様子は全く生産性がなく、そういった意味ではもっと違うアプローチで台湾を説得できなかったのかと感じました。例えば政治面にしても文化面にしても、中国は台湾を否定するところから入っていて、レベルが低いとか日本に慣れすぎだとかを繰り返すばかりでしたので、褒めて伸ばすような、譲歩から入る説得の仕方もあったのではないかと考えました。
 また、相手を支配するのであれば支配された場合のメリット、良い点も明確にするべきだと感じました。ただ自分がやりたいことだけをさせることが<中国化>だと伝わってしまうことは、中国にとっても台湾にとってもマイナスだと思うので、例えば中国の伝統文化なり文学なりを紹介するのもひとつの手だったのではないかと感じました。
 このことから、中国は支配する側の立場としての力量、交渉力が不足していたと感じました。中国こそ視野の狭い存在であり、このような反発を生んでも致し方ない結果だと考えます。
# by m-seminar | 2014-08-25 22:57 | レジュメ(平成26年度入ゼミ生)

5月14日 翻訳課題

5月14日

p335 22行目〜p336 2行目

しかし、台湾人の夢はすぐに滅びた。中国政府統治の一年四ヶ月後、台湾各地に全面的な抵抗運動が爆発した。つい前までは「6百万人が同じく祝い、こころのそこから歓迎をした」という声で新政権を熱烈に歓迎したばかりなのに一瞬で日本植民統治に抵抗したように心の祖国を抵抗する。この短期間で台湾人はどういう祖国体験をしていたのだろう?どのような衝撃を受けていたのだろう?
(汤 佳靓)
# by m-seminar | 2014-05-23 09:28 | レジュメ(平成26年度入ゼミ生)